◆まず、食肉についてワタクシの意見を信州のご当地商品の作り手を訪ね、取材をするツアー、取材先1つめはご夫婦でハンターをされていて鹿肉の加工食品を作られている燻製工房もみじさんを訪ねます。
のどかな風景。美しい稲穂。
大変貴重な取材をさせていただきました。
もう、最初に言いますね、これ、人選ミスです。食肉は大人になってからワタクシについてまわっている問題でした。
今回は商品をご紹介する立場だけど、取材先の燻製工房もみじさんや主催者の皆さんが不快に思ってしまうだろう記事の内容になってくるかもしれません。本来なら商品をよく見せ、美味しい!というところが今回のお仕事ですが、これがこの取材中、そして今でも引きずっている正直な気持ちです。
まず始めに、ワタクシはわざわざ鹿肉を食べなくていいじゃん。って思っていました。もともとお肉よりお魚派。牛肉は殆ど食べません。ベジタリアンではないですが、お肉を食べない期間もありました。
正直、ハンターと呼ばれる人たちにも抵抗がありました。ネット上には狩りを楽しみ残酷な画像を垂れ流すハンターガールなんていうのもいて、そもそもイメージが悪い。
鹿の頭数が増えたから獣害が起き、鹿やイノシシを駆除する。駆除という言葉もなんか嫌。動物に罪はない。昔は狼が山の頂点にいたけど、今はいなくなり、鹿が増えたそうです。狼の役割を人間がしてると思えばいいのかな?
じゃあ、鹿は嫌なのに牛や豚はいいの?羊も馬も食べるよね?牛や豚のように人に食べられるために生まれ、育てられ、殺される動物がいるなら、獣害で駆除せざるを得ない動物を食べて牛や豚の生産を減らせば(減らせられれば)いい。
ここまでの考えはスーパーのお肉しか見たことない都会の人間の甘い考えと思われる?結局、自分を納得させられないまま取材先へ向かいました。
◆鹿がワナにひっかかっていた
取材先へ向かう途中、鹿がワナにひっかかったという連絡が入りました。めったにないことだそうです。
あと、数分で殺されてしまう動物を見るのは複雑で、それでもそれを見ようと思う人間(自分)て嫌だなと思いました。
※この少し後に鹿の解体画像がありますので、ご注意ください。
◆鹿肉缶詰ってどうなの?(燻製工房もみじ)
生きている鹿を見たあと、燻製工房もみじでハンターの木村直美さんにお話を伺いす。木村さんは普段は南信州の中川村で鍼灸の治療院を営業される傍ら、ハンターとして活躍され、解体、加工までをご夫婦でされています。

今まで殺して捨てていた鹿の命を無駄にしないよう、そのお肉で缶詰を作ろうとしましたが、保健所や役所の手続きが厳しく10年かかったそう。
こちらが今回ご紹介する鹿肉の大和煮・味噌煮・カレー煮(1缶1,000円)

鹿肉は初めての体験。クセはなく普通に美味しいです。鹿肉は高タンパク、低脂肪、低コレステロールでヘルシーだそうです。

私はお肉の缶詰を食べ慣れていないのだけど、缶詰のお肉っていつ食べるの?つまみ?ご飯のおかず?サンドイッチの具にしたらいいかな?普段食べないとそれすらわからない。でも食べないとこの鹿の命が浮かばれない。味が濃くて飲み物がなかったので全部食べられなかった。ごめんなさい。
これを1,000円で買う?大和煮の缶詰ってなんか古くない?お土産で貰って嬉しい?
せめてウインナーとかサラミとかにすれば買いやすく食べやすいのでは?と提案してみましたが、賞味期限の関係でダメなんだそうです。1ヶ月以上は持つと思うけどな。鹿肉に抵抗があり、缶詰が古いと思っている、旅好きの都会の人間の意見もきいてほしいなぁ。
こちらは鹿肉の燻製。
ジャーキーです。こちらも普通にジャーキー。

黒い。
◆鹿の解体
先ほどの鹿を解体するとのことで、見に行きました。
おそるおそる。内蔵までは処理をしてある状態の鹿が吊るされています。
もう殆どお肉。頭はついていました。
木村さんの素早い手さばきであっという間にお肉になりました。

さっきまで息をしていた動物がもうお肉になっていた。命を食べるということはこういうこと。
一つ聞きたかったのは、あのワナは痛いのか。(ギザギザのワナを想像していました)答え・・・プラスチックの丸い枠で痛くない。
どうやってシメるのか答え・・・苦しまないように銃で撃ってすぐにさばく。
せめて、それだけでも知ることができて(苦しまなくて)良かった。いろいろな趣味があり、生活があり、それで成り立っています。生きている美しい命を自分の手で消す感覚は全くわからないけど、スーパーに並んでいる牛や豚も同じ。ずっとつきまとうなぁ、この問題。
◆陣馬形山頂上へ取材の後、近くの陣馬形山へ案内していただきました。キャンプをしてる方もいます。
標高1445m頂上からの景色の美しいこと!日差しは強いのですが、風は涼しい!

◆自然に感謝、動物に感謝最後に、木下さんご夫婦、信州・長野県観光協会の皆様、こんな貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。都会の人間が生ぬるいこと言って申し訳ないです。あらためていのちを食べるありがたさと重みを感じました。
本来ならジビエサイコー!と言ったほうがいいところですが、今回あまりに自分に向いていない取材で本当すみません。
木下さんご夫婦有難うございました!

会社で鹿肉について聞くと、北海道の子は鹿肉BBQやったよ。とか、仙台のおばあちゃんちでよく食べたんで結構好きです。なんて意見を聞きました。
結構みんな食べているのね。へえ。
鹿肉が気になった方、食べてみるよ、と思われた方はコチラ↓で購入できますので、是非お試しください!
・長野県一般社団法人 信州・長野県観光協会の取材ツアーに参加しました。
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