40歳、旅のタイムリミットと『遠い太鼓』

◆ゆーこあらが旅に出る理由
b0141240_20520385.jpg

今更ですが、海外旅行が好きです。
特にヨーロッパが好きで、去年はやっと南国リゾートも最高!ってことを覚えました。国内旅行と違い、知らない国に行くのはいくつになっても初めてのおつかい状態だし、なんでも目新しく楽しい。その国の言葉を聴く、匂いや湿度を感じる、異文化を体験する。一人旅も寂しくないのです。逆に国内一人旅は寂しくてなかなかできない。

Webでもテレビでも写真でもなく実際に現地に行って世界を見ることは勉強。そして、日本の良いところとおかしなところを感じ、きのうまでとは違う気持ちで暮らしに戻るのです。
b0141240_16190684.jpg

高校生の頃からアルバイトでお金をためては海外にぽつぽつ行っていたけど、当時はお金もないし、航空券ももっと高かったし、本格的に海外に行き始めたのは30歳を過ぎてから。
アイルランド留学後にそれまでできなかった英語(のちにスペイン語も)を話せるようになり、海外に友達ができ旅が簡単になったから。
今まで「誰か」と予定をあわせて行くものだと思っていたものが1人で行けるとなると予算も日程も自由。最近のLCCの普及とサーチャージ廃止は更に旅のハードルを低くしてくれます。(サーチャージよ、復活しないで!)


◆旅のタイムリミットについて考えた
b0141240_18061744.jpg

旅はそもそも自分が行きたいから行くものだし、何歳になってもどこへ行くのも自由。お金と体力があれば、おばあさんになってもできます。

ところで、40歳になって思うこと。
「旅には少なからずタイムリミットがある。」

最近の子はいいなーと思うのです。10年前にインスタグラムがあったら、せめてあと10歳若ければ
若さってやっぱり素晴らしいし、もうそれだけで十分なのです。

人物が映っている写真のほうがリアルなのでときどき40歳のワタクシでギリ自分の加工済み画像をアップしたりしてますが、これ何歳まで耐えられるんだろう?何歳からおばさんきっつー。と思われるんだろう。(いや、すでに思われているんだろう。)そんな悩みが生まれて来るんだよ、40歳って。
(これですら2年前の写真だし。)
b0141240_21470926.jpg


更にアラフィフになると自分の画像はアップしない(したくないはず)のですが、そういう日が必ずやって来るわけです。それは仕方のないこと。そろそろ、旅のスタイルが変わってくるお年頃なのです。これは若い人や男性にはわかるまい。おっさんの自撮りとかすごいものね。おっさんがうらやましい。

そもそも旅の記録をつけるのは自分のためであるのと同時に、「みなさん」の旅行喚起になったり、旅のガイドになったらいいなと思っています。ただ旅行喚起させるには自己満足じゃなく、ちょっと魅力的じゃないとだめなのです。おばさんの旅画像=そんなに魅力的ではない。 かな。(同級生にはそんなことないよ!と言われたけども。)

本来、旅にタイムリミットなどないです。個人旅行を楽しんだり、情報としての ーそれほどオモシロくないガイド的なー 旅行記は続けられます。ただ、「自分が画像に映ってて痛くない旅のタイムリミット」は近いと感じております。
また、旅に貪欲なため、いつもストイックな旅をしてしまうのですが、それもそろそろどうなのかなと思ってて。いつまでストイックな旅をしてて痛くないか?そろそろ「ラグジュアリー」のほうがいいんじゃない?なんて思うのです。実際ラグジュアリーな旅最高だし。

◆タイムリーな『遠い太鼓』
b0141240_20520967.jpg

そんなことをぼんやり思っているときにお友達から手渡された『遠い太鼓』(講談社文庫)。村上春樹が40歳のとき(実際には40になる3年間)に書いた旅行エッセイ。

“歳を取ることによって、それまではできなかったことが出来るようになるかもしれない。 (中略)その新しい獲得物とは引き換えに、それまでは比較的簡単に出来ると思ってやっていたことができなくなってしまうのではないかと。”

ちょうどもやもやしていた40歳という年齢と旅の関係にこの言葉がストンとはまったのです。

簡単にできなくなる前に行きたいところに行っておきたい。ストイックなことをしておきたい。もっと知りたい。やり残したくない。
ただUKOARAの旅はほぼ一人(面倒くさい女子旅をするなら一人がいい・ストイックで夫すら付き合ってくれない)なので、一人で行きづらい場所には行けません。自分が男子だったらなぁ、車の運転ができたらなぁ。と思ったりします。

“日本にいると、日常にかまけているうちに、だらだらとめりはり無く歳を取ってしまいそうな気がした。そしてそうしているうちに何かが失われてしまいそうに思えた。”
とも。

小沢健二も
「人なんて1回しか生きないですから。知りたいことを知って、変えなきゃと思うことがあったら変えていいんだと思います。」
と言ってたし。(どさくさに紛れオザケン。)




◆Let's get on board!
さて、今回タイミングがやーっと合い、これを逃したらもう行かないんじゃないか(行く気が起こらないんじゃないか)と思ってるのが次の旅、記念すべき20ヶ国目はアメリカ(初!)です。

ストイックなプランに付き合って、一人じゃ行けない場所に連れて行ってくれるお友達に感謝。
「これタイムリミットだわ。」と感じるまで、もう少しこのスタイルを続けていくよ。
b0141240_20521661.jpg

おまけ。




トラックバックURL : http://nyacchi.exblog.jp/tb/26760527
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by nekoyama1002 at 2017-04-03 12:50
私も同じような年齢で、同じようなことを考えていました。
しょっちゅう海外旅行に行ってリア充な生き方してるように演じてるだけで、周りは痛々しいって思ってるんだろうなぁ、って。
それは、自分が未婚だから感じるのかもしれません。
きっと、既婚だともっと違う見方をされる。
でも、人生一度きりなので、楽しまなきゃ損だとも思います。好きに生きたもん勝ちなんじゃないかなと。
旅のスタイルを変えざるを得ない日が来るまで楽しみましょう♪
Commented by 55nyatta at 2017-04-05 07:51
> nekoyama1002さん
コメント有難うございます。
やっぱりアラフォーでぶち当たる問題なんですかね。
もっと年齢を重ねたらそれなりに良いやり方を見つけて違う感覚になるかもしれないし。
私よりもっと若い人でもオバショットばかりの写真UPしてるのは全然ステキじゃないし。

今回の内容は賛否両論なのでコメント嬉しかったです。
人生楽しみましょうねー♪

by 55nyatta | 2017-04-02 13:07 | その他 | Trackback | Comments(2)

UKOARA(ゆーこあら)です。旅の記録と3にゃん。緑のコアラと旅する 元旅行会社勤務のフリー編集者兼旅ブロガー。スペイン語が好き。同じ国に何度も行く習性があります(現在やっと21カ国。量より質重視。)。招待されても本音しか書きません。旅のご参考にどうぞ。


by UKOARA(ゆーこあら)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30